地震は日常です。だから日本は地震に強い国なのです。
日本では年間200件を超える地震が記録されています。ほとんどは感じません。一部は感じても昼食前には忘れます。いくつかは机を揺らして手を止めさせます。それでも日本が地震においてこれほど安全な国であるのは、地震が起きないからではありません。国全体が地震に対応できるよう作られているからです。
現代の建物は耐震設計で建てられています。建築基準法は1981年に大幅に強化され、2011年の東日本大震災後にさらに改定されました。沿岸部では防潮堤が整備され、避難経路も整備されています。政府は世界最先端レベルの緊急地震速報システムを運用しています。
皆さんがすべきことは、備える、冷静でいる、行動を知る、この3つだけです。まだ日本に慣れていない方には、日本到着チェックリストから始めることをおすすめします。
警報システム:揺れる前に知らせてくれます
数秒。日本の緊急地震速報が与えてくれる時間はそれだけです。多くはありませんが、揺れが来る前に身を低くし、頭を守るには十分です。
| システム | 内容 | 受信方法 |
|---|---|---|
| 緊急地震速報(EEW) | 揺れが来る5〜30秒前の警告 | 日本国内の全携帯電話に自動配信。大きなアラーム音で聞き逃せません |
| 気象庁(JMA) | 地震・津波・台風の公式機関 | テレビ、ラジオ、スマホアプリ、NHK放送 |
| J-Alert | 国レベルの緊急警報(地震・津波・有事) | NHK放送、市区町村の防災無線、携帯電話 |
| 津波警報 | 沿岸部への即時警報 | テレビ、ラジオ、防災無線、スマホ警報。直ちに高台へ避難してください。 |
Note
地面が揺れる前に入れておくべきアプリ
Yahoo!防災速報 日本でシェアNo.1の防災アプリです。地震・津波・豪雨の速報を即座に受信できます。自宅の住所に加え、職場やコワーキングスペース、よく行く街など3か所まで登録できます。デメリットは日本語のみの画面ですが、警報音と震度の数字は言語に関係なく伝わります。
NHK Worldアプリ 政府の緊急警報(J-Alert)を英語で受信できます。地震・津波の警報が11言語で受信でき、アプリ自体は19言語に対応しています。日本語非話者に最適です。地震・津波・火山噴火・有事の警報をカバーしており、画面もすっきりしていてプッシュ通知も確実です。
Safety Tips(観光庁) 外国人向けに作られた多言語防災アプリです。英語・中国語・韓国語などに対応しています。地震警報、津波警報、近くの避難所の場所を確認できます。国土交通省観光庁(MLIT)が公開しています。
Tip
非常持ち出し品
玄関のそばに置いてください。ベッドの下でも物置の奥でもありません。大きな地震が午前3時に来たとき、探す余裕はありません。出がけに手にとるものです。
基本の3日分セット:
- 水:1日3リットル×3日分=最低9リットル
- 非常食:缶詰、エネルギーバー、乾燥米、クラッカー
- 救急用品:絆創膏、消毒薬、処方薬(2週間分)
- 懐中電灯と予備電池(または手回し式懐中電灯)
- 電池式または手回し式ラジオ
- 携帯充電器:モバイルバッテリー(満充電で保管)
- 現金:小額紙幣で¥10,000〜30,000(ATMが使えなくなる場合に備えて)
- 重要書類:パスポートのコピー、在留カードのコピー、保険証(防水袋に入れて)
長期滞在者向けの追加品:
- 笛(閉じ込められたときに救助を呼ぶ)
- 作業用手袋と防塵マスク
- ポリ袋(複数枚・多目的)
- 薄手の防寒着と折りたたみレインコート
- 携帯トイレ(100円ショップやコンビニで購入可能)
避難経路を把握しておく
揺れてから考えるのでは遅すぎます。新しい街に来た最初の1週間こそが、緊張感なく好奇心で街を歩ける時間です。(まだ住む場所を探している方はデジタルノマドのための日本住居ガイドもご覧ください。)
最寄りの避難所(ひなんじょ)を調べる:
- Googleマップで自宅近くの「hinanjo」または「避難所」を検索する(学校や地域センターが多い)
- 2〜3か所の経路を把握する(1か所が塞がれた場合に備えて別方向を知っておく)
- 区のウェブサイトを確認する。すべての区がハザードマップを公開しており、浸水区域、津波リスクエリア、避難経路を確認できます
- 管理人やオーナーに聞く。建物指定の避難場所を知っています
Heads up
揺れが来たとき:姿勢を低く、頭を守り、動かない
これは国際的に推奨されているプロトコルであり、日本が毎年訓練している行動です。
姿勢を低く(DROP) して、両手と膝をつく。転倒を防ぎ、身を低くして移動できます。
頭と首を腕で守る(COVER)。 近くにテーブルや机があればその下に入る。
揺れが収まるまで動かない(HOLD ON)。 大きな地震は10〜60秒続くことがあります。
揺れが収まったら:
- 靴を履く(ガラスの破片が散乱している可能性があるため)
- ガス漏れを確認する(においをかぐ)。可能であればガスを止める
- 携帯電話で津波警報を確認する
- 建物に目に見えるダメージがある場合は、外に出て最寄りの避難所へ向かう
- 建物に異常がなければ、室内にとどまる。余震は頻繁に来ます
震度スケール:あの数字が意味するもの
日本ではリヒタースケールではなく震度(しんど)が使われています。学校で習った数字は忘れてください。すべての警報、テレビ放送、アプリ通知にこのスケールが使われます。
| 震度 | 体感 | 行動 |
|---|---|---|
| 1〜2 | わずかな揺れ、吊り下げ物が動く | 何もしない。日常の範囲内です。 |
| 3 | はっきりとした揺れ、食器が鳴る | 状況を把握し、待機 |
| 4 | 強い揺れ、不安定なものが落ちる | 姿勢を低く・頭を守り・動かない |
| 5弱 | 大きなものが動く、歩きにくい | 姿勢を低く・頭を守り・動かない。真剣に対応してください。 |
| 5強 | 家具が倒れる、壁にひびが入る可能性あり | フル対応 |
| 6以上 | 立っていられない、建物へのダメージが想定される | フル対応+避難準備 |
コワーキングスペースとカフェでの地震への意識
自宅以外で作業するとき、30秒だけ確認してください。
- 最寄りの出口への経路
- 非常階段の場所(エレベーターは使わない)
- 身を隠せる頑丈なテーブルや机の有無
- 建物の避難集合場所(たいていエレベーター付近に掲示されています)
これは過剰反応ではありません。日本人が無意識に毎回やっていることです。
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